"集中する"ことについて
成績を上げたくない人はいない。でも上げ方が分からない。
そういう人は結構いると思う。
成績を上げるために必要な「要素」はいくつかあるけれど、
今日はその中の「集中する」ことを考えたい思う。
集中には大きく見て2つあると思う。
一つ目は・・・何か(多くの場合ゲームやスポーツ、遊びなど)に「はまって」
取り組めている状態。
時々お母さん方が、「うちの子がゲームに集中しているその力を少しでも
勉強に向けてくれたら・・・」ということを言われるが、この場合の集中は
「楽しい事にはまっている」状態なので勉強の集中とはちょっと違っている。
ただし勉強も続けていくとこの「はまっている」状態になれる事がある。
これはスポーツなどの例で考えると思い当たる。
友達から「バドミントン」を一緒にするよう誘われて「しぶしぶ」始めたのだが、
いつの間にか熱中してしまったということはないだろうか。
勉強も「いやいや」始めたものの気づけば集中していたということがあるはず。
これが「はまる」ということ。
さて問題は、いつもこうなればいいのだがなかなかそうはいかないことだ。
なぜなら「勉強」は、「強(し)いて勉(つと)める」つまり努力するという言葉が
意味するように「楽しい」ことではないからだ。
そこで2つ目の集中が勉強では大切になる。
2つ目・・・それは、「意識して」集中すること。
勉強している時、集中できていないと色々なことが頭に浮かんでくる。
「あのノートは明日提出だったかなぁ」「今日のTVは・・・」「のどが渇いた、
何か飲もう・・」本当にいろいろなことが頭に浮かんでいく。
僕は脳科学者ではないからわからないけれど、きっとこれは勉強という
つらい仕事から、逃れるための逃げ道を脳が作ろうとしているように
感じている。
言葉は悪いけれどこれは自分の持つ「弱さ」がそうしているようにも感じる。
だから「意識して集中する」ためには勉強中に浮かんでくる、「いろいろな思
いに負けずに意識して頑張り続けること」が大切だ。
こう考えるようにしてほしい。勉強中、ふと「のどが渇いたなぁ…」と浮かん
だら、「自分の脳が逃げようとしいている」だから絶対に負けない。
そうして「がまん」できれば君の勝ち。
また、何か浮かべば「がまん」する。
こうして勝ち続けることが大切だ。
これは塾でも同じ。自習をしていてつい何かが頭に浮かんだ時、ついそれを
人に話したくなる。これも脳が逃げようとしているのだ。だから「がまん」
いつもこれを続けていくと、「意識して集中する」ことができるようになってくる。
こうなれば成績が上がってくるのも時間の問題だ。
いいね。意識してそしてがまんして集中すること!!
僕は思うのだが、つまりこのことこそ
「強いて勉める」勉強なのではないだろうか。
自分に負けるな!!!!
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