自殺報道について
最近のニュースに心をえぐられるような思いがします。
「命を大切にしよう」とっても大切な事です。
自殺報道があるたびに、また学校で校長先生の話があるたびに
『「命の大切さについて」話していました。』というアナウンサーの
言葉を耳にします。
「命が大切」そんなことは誰でもわかっていること、「道路を渡る時
はよく見て渡りましょう」と同じくらい聞かされています。
命を落とした子供達もわかっていはずです。わかっていても命を
捨てなければならないほど追いつめられていたということなので
はないでしょうか。
今僕がすごく心配していることは、ニュースを見たり聞い
たりした子供がどんな風に受け取っているかと言うことです。
もしかしたら・・・
「ああ・・この方法なら今の辛(つら)さから逃れられるんだ・・」
今の自殺報道が、無垢(むく)な子供達にとって解決法の一つだ
という風にとられていないだろうかと不安で仕方ありません。
「命を大切にしよう」この話に誰もけちは付けません。だって
その通りだから。でも苦しんでいる子供にとっては解決策を
提示したことになっていないように感じます。
「苦しいのなら学校に来なくってもいいよ」立場があるとは思いま
すが、少なくともこれくらいのことを校長先生のような人が言って
あげないと、まじめな子は、結局逃げ場がなくなってしまうような
気がしてなりません。
僕にも中学と高校に通う子供がいるので報道を見ていると
とても人ごとのようには思えません。
今の報道に子供達があおられなければいいのだけれど・・・
と心配しています。
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