出来た気になってる子
個別指導をして長くなると質問の仕方で伸びる生徒とそうでない
生徒の違いがはっきりしてくる。
出来ない生徒で「やる気があって出来ないタイプ」にとにかく質問
する生徒がいる。解らなくなるととにかく質問。問題を読んでいる
のか、また考えているのか・・・。おそらく問題を見た瞬間に
「わからん」と決めつけてしまい尋ねてくるのだろう。
そして説明して納得したら、もう出来た気になっている。
もうわかった!そういってすぐに次の質問にはいる。
しかし、記憶には残ってないから次に出てきたらもう出来ない。
ひどい場合には、以前解いた問題とそっくりだということにも
気がつかない。だから当然伸びていかない。
少し前に紹介したが、記憶には「短期・中期・長期記憶」の3種類
がある。ひたすら聞くばかりの子は聞いた端から忘れていくので
同じ事を気が遠くなるほどの回数聞かないと身につかないのだ。
結局練習をいやがった結果ひどい遠回りになっている。
だから聞いただけで出来る気になっては決していけない。
聞いたらすぐに覚えるまでひたすら練習するのだ。こうして記憶を
しっかり固めていくのだ。面倒なようだがこれが一番近道なのだ。
| 固定リンク
コメント