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2006年9月16日 (土)

出来た気になってる子

個別指導をして長くなると質問の仕方で伸びる生徒とそうでない

生徒の違いがはっきりしてくる。

出来ない生徒で「やる気があって出来ないタイプ」にとにかく質問

する生徒がいる。解らなくなるととにかく質問。問題を読んでいる

のか、また考えているのか・・・。おそらく問題を見た瞬間に

「わからん」と決めつけてしまい尋ねてくるのだろう。

そして説明して納得したら、もう出来た気になっている。

もうわかった!そういってすぐに次の質問にはいる。

しかし、記憶には残ってないから次に出てきたらもう出来ない。

ひどい場合には、以前解いた問題とそっくりだということにも

気がつかない。だから当然伸びていかない。

少し前に紹介したが、記憶には「短期・中期・長期記憶」の3種類

がある。ひたすら聞くばかりの子は聞いた端から忘れていくので

同じ事を気が遠くなるほどの回数聞かないと身につかないのだ。

結局練習をいやがった結果ひどい遠回りになっている。

だから聞いただけで出来る気になっては決していけない。

聞いたらすぐに覚えるまでひたすら練習するのだ。こうして記憶を

しっかり固めていくのだ。面倒なようだがこれが一番近道なのだ。

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