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2006年3月31日 (金)

この季節に思い出すこと

僕が塾を始めたのはちょうどこの季節です。

高校生の頃から「塾」を開きたいという思いでいっぱいでした。

小学生の頃は、腕白だけが取り柄の勉強はまるでだめな少年。

中学生の頃は何とか勉強も様になりつつあったものの数学が

どうしようもなく、そのころ数学教師から「なんだ、こんな問題も

できないのか」といわれさらに数学苦手に拍車がかかってしま

いました。

だから、高校入試はとにかく数学で足を引っ張ら無いようにひた

すら基礎練習に励み何とか合格。そして、高校入学後に転機が

訪れたのです。

近くにある数学塾がいいと口コミで聞きつけた母親が僕をその塾

へ入れてくれたのです。塾の名前は「高尾塾」。

 この塾が僕には良かった。この塾のおかげで僕の数学嫌いが

治りその後大学で「数学教諭」の免許を取るに至るのです。

この塾が僕も塾を開きたいと思わせるきっかけになったのです。


 「自分には数学が分かるようになるはずがない。」ずっとそう

思っていました。でも、そうじゃなかった。その人にあった指導が

できればその人なりに伸びていく。誰でもそんな力を持っている。

その時の自分自身の経験から学んだことです。

だからいつもみんなに「絶対にあきらめないように」言い続ける事

ができるのです。

明日はいよいよ4月。新しいスタートです。僕は君に是非目標を見つ

けてそれに向けて前進し続ける人になってほしいと思っています。


さあーー!FIGHTダーーーーーーーー!!

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2006年3月30日 (木)

春期講習

ただ今春期講習のまっただ中。朝9時から夜10時過ぎまで

お昼休みを除いてびっしり予定が詰まっています。

同時に体験入塾をしてくれる方もいるので結構忙しくそして、

もちろん充実した毎日です。

この時期、僕がすごくうれしく思っていることがあります。

それは、春期講習を「無料」ではないにも関わらずとっても

多くの子供たちが受講してくれていると言うことです。

大手はまさに「無料」のオンパレードです。でも僕達は、「安け

ればいい」というものを扱っているわけではありません。

「教育」は人を育てるものです。それにはエネルギーや、能力や

繊細さ、そして家庭と塾との良いコミュニケーションが求められます。

そのためには正当な対価は必要でしょうし、能力や経験や繊細さ

をもつ良い人材や教材を集めるための最低の費用も必要です。

そのことを理解してきてくださる方が沢山いると言うことがとっても

うれしいのです。

そういう方たちのお子様が来てくれていると、やっぱり子供達も教育

について正しい考えを持っているため塾内の雰囲気がとってもいいの

です。みんなが「勉強しなくっちゃ!」という空気になるのです。

確かにまだまだ経済的に厳しい世の中ですし、盛んに二極化が叫ば

れている昨今、余分な出費は大変です。でも、教育は人を育てるもの

安ければいいと言うものではないのです。

それを理解してくださる方が来てくれている。この春期講習はそういう

意味でも僕に元気をくれているのです。


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2006年3月27日 (月)

Kちゃんやったね!!!

Kちゃん。県立高校合格おめでとう!二次募集の高校は、地元では

屈指の進学校。後期試験がうまくいかなかったとき、君はきっと人知

れず泣いたことだと思う。

でもそこでくじける君じゃあなかった。二次募集を見つけて、そこに通

るための作文の特訓を一緒にしたね。毎日いくつもの主題で作文をし

て、時々厳しく添削したけれど君は決してくじけなかった。いつも前向き

に考えていた。君の一番良いところ。それは「いつも前向きなところ」

今回それが君を合格に導いたと言っても良いだろう。


Kちゃん今日はうれし涙の日だね。一緒にうれし涙を流せたこと、僕はきっと

ずっと忘れないと思うよ。Kちゃんおめでとう!そして本当にありがとう!!!

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2006年3月24日 (金)

今学期の終わりに

きっと君は今日、成績表を学校からもらったはずだ。

よかった?それとも・・・。

結果が納得いかなかった場合、今日を新しいスタートにしよう。

良くなかったときこそ、自分を正直に見定め、向上のためにできることを

素直にできる時なんだよ。

じゃあ何ができる?一緒に考えてみよう。

①まず最も苦手だった教科を見定める。自分が考えていたものとは違う教科
 かもしれない。でも今日もらった結果は客観的に君を見て教えてくれたものだ。
 是非役立てよう。

②なぜ悪かったのかを考える。この時「努力が足りなかった」とか「あの
 とき忙しかった」とか「この次はがんばる」という漠然とした分析では役
 に立たない。具体的に考えること。

③つまり、「期末テスト前、○○日から×時間の勉強で単語は□時間
 覚えていたが次回は△時間増やすようにする」とか「テスト対策勉強の
 ために以前は○○日からしたけれども次回は◎◎日から一日何時間
 この教科にはこれだけの時間をかける」という具体的計画を立てる。

④明日から始まる春休みにできる計画表を作ってみる。まずは一週間
 のもので良い。

⑤毎日、一日の終了時にその日の計画がどの程度できたのかを分析する。
 十分できなっても大丈夫。まず計画の6割を完璧にしよう。

⑥一週間の終わりに週全体を分析し、次の週に生かす。

この繰り返しで次第に自分に合う勉強の仕方が見つかるはずだ。
焦らずに行こう。もし途中で挫折しても大丈夫。次ぎに始めるときその続き
からすればいい。
ただどこまで進むことができたか私に教えてくれれば一緒に考えることができるよ。

春休みは君の新しいスタートに最もふさわしい。

Fightだーーーーーーーーー!!

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2006年3月22日 (水)

君に知ってほしいこと

進級、進学を前に君に知ってほしいことがある。

「変化」とは何かということ。

ある時「心機一転!」と思っていたのに、時間の経過とともに

全く変わらなかった自分に気づいたことがあるだろうか?

なぜだと思う?

それは、君にとって大切だと思うものを何一つ捨てる事ができなかったから。

人が「変化」するためには、【何かを捨てていかなければならない】

ということを覚えていてほしい。

何も捨てられない人は何の進歩もないということなのだ。

捨ててみて実はそれほど大切でもなかったと気づかされることは意外に多い。

ではこの春、君は何を捨てて新しい自分になりますか?

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2006年3月20日 (月)

子と親が知っておきたい8つの知識

●第一条 なぜ勉強は必要か
 勉強は学力を向上させるために必要
 勉強は人格を向上させるために必要
 勉強は努力を向上させるために必要
 勉強は生きる力を向上させるために必要
 -だから、強いて勉めるのである
  -だから、勉強を好きになってはならない

●第二条 誉めることの大切さ
 誉める教育はけなす教育の100倍の効果がある
 子供のテストは「正解」から見て誉めること 
 誉めた後でのアドバイスこそ効果がある

●第三条 学習意欲のメカニズム
 人は意欲があるから行動するのではない
 人は行動によって意欲を自己発電する
 -だから、先送りは意欲向上の敵である
  -だから、まず行動せよ

●第四条 「形」の利用
 人は「形(形式)」に化学反応を示す
 人は心の中の限界を超える成果はあげられない
 -だから、心の中に巣くっている、見えない「形」をぶち壊せ

●第五条 計画学習の効果
 計画のないところに反省はない
 反省がないところに対策はない
 対策がないところに進歩はない
 -だから、計画表が必要なのだ

●第六条 塾は利用するところ
 塾には頭を良くする薬は売っていない
 塾は物言う金槌である
 塾は子供に「意欲の種」を与え続ける

●第七条 部活と勉強
 部活と勉強は必ず両立する。
 両立するために必要な体力と精神力を身につけよう

●第八条 真の友人関係
 誰にも嫌われたくないと思うな
 ノーといえる友人関係を作れ
 信念を持って生きよう
 必ずあなたに共鳴する友が現れる


もちろんこれが全てではないと思う。でも、自分なりの答えを
持っておくことは、少なくとも目標を持って勉強する助けになるはず。

少しでも君の役に立てればいいなぁ。

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2006年3月16日 (木)

鷲(わし)になれ!!

熱気泡(ねつきほう)という言葉を知っている?これは猛禽類が飛ぶときに利用する

「上昇する暖かい空気の柱」で、猛禽類はこれを上手に見つけてほとんど力を使わず

に舞い上がっていくことができる。熱気泡は目には見えないけれど、とくに鷲は見つ

けるのが上手らしい。いったん熱気泡を見つけると鷲は翼と尾を広げ、暖かい空気

の柱の中で旋回し、上へ上へと運ばれていく。十分な高さに達すると今度は隣の

熱気泡まで滑空して同じ行程を繰り返す。こうして少ないエネルギーで何時間も飛

ぶことことができるらしい。飛ぶために羽ばたき続けないといけないスズメとは全く違

う飛行法だね。

僕はこの話をある雑誌で読んだとき、君も塾に来てくれているあいだ「鷲になってい

る!」と思った。みんなが感じているかいないのか僕には分からないけれど、みんな

が教室で勉強していると、教室内に「熱気泡」がわき起こるんだ。それは静かだけど

一体感があって、それぞれが問題に集中している時に起こる。その時、鷲が羽ばた

かずに何時間も飛び続けるように、君も何時間も自然に集中して勉強を続けられる。

この雰囲気こそ、教室にみなぎる目には見えない「熱気泡」なんだよ。

だって考えてごらん。家で勉強するとき君は自分一人で意識して(むりをして)勉強す

るよね。ちょうどスズメが飛び続けるために休みなく羽ばたかなければいけないように。

でも塾ではそれぞれが作り出す少しずつのエネルギーが、教室の集中する空気を作

りだすから自然に頑張れるんだ。だから冬休みの講習会では3年生たちは、僕が強

制もしないのに朝10時から夜の11時まで勉強しても平気だったんだよ。


今度塾で勉強するときに、この「熱気泡」を意識してごらん。勉強する雰囲気を自分

から意識して作り出すんだ。そうすると、君は知らないうちに集中して勉強で「鷲」に

なっていることに気がつくはずだ。このことが習慣になってくると家庭学習も苦ではな

くなって来るんだよ。

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2006年3月14日 (火)

製本決定!

『受験生の親に知ってほしい“教育”17のほんと』製本決定!!

特に中学に通うお子様をお持ちのお父様、お母様に読んでほしい。

●「ゆとり教育」は今子供たちにどんな影響を与えているのか。

●なぜ勉強しないといけないのか。

●部活と勉強の両立ってどう考えるのか。

●本当の友達関係ってどんなもの。

●塾の役割(もちろん成績を上げること)を上手に利用するって。

などなど17にわたって書いています。

塾生には製本ができあがり次第郵送します。待っててね!

またご希望の方にも出来上がり次第お送りいたしますので

お電話か、メールでお申し込みください。

業者さんから予定では今月末から来月の頭くらいにできあがる

とのことでした。

お楽しみに!!!

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2006年3月 3日 (金)

「できる」と「できない」の違いって・・

君は勉強していて、「あーーもうできない」って問題を投げ出したり、

「こんなの出来たってどうせ役に立たない」なんて考えてしまうことはない?

最近僕がよんで「なるほど!」と思ったことがあったんだけどきっとこれは君

にも役立つと思うよ。そのまま紹介するね。

『新幹線を開発したことで知られる国鉄の技師長、SHさんは、こんな意味の

ことをおっしゃったそうです。「“できる”というのはたった一つのやり方を見つ

けさえすればいえる。けれども“できない”という言葉は全ての検討が終わっ

たあとでないといえない言葉だ。もう検討するものがないというところまでき

て,初めていえるのが“できない”という言葉なんだ」

 そして、本当にできないのかと考えつめて、彼は新幹線を作った。私たちは

下手をすると、ちょうどこの逆をやっている気がします。たった一つの“できな

い”を見つけると、できないといってしまう。たった一つの最悪のシナリオが見

えたとたんに“ためかもしれない”といって目をそらしてしまう。最良のシナリオ

を探す努力をしない。・・・・・・・・みんなで最良のシナリオを探そうというスタン

スに立ってものが話せたら良いなと思うんですが』

勉強に行き詰まったとき、「こんな勉強していても将来何の役に立つのだろう?」

なんて考えて勉強から逃げたくなるよね。

でも僕は、たとえ少しくらい“できない”って思ってもあきらめずにチャレンジし続

けることで“できない”ものも“できる”に変える【力】を、君に身につけてほしいと

思っているんだ。それはできないと思っていた「新幹線を開発する」ほどの力な

んだよ。

確かに「一次関数」や「因数分解」は実社会では使わないかもしれないね。

でも目の前の難問にチャレンジして「できる」に変える【力】は必ず、必ず君の役

に立つんだ!さあ!もうすぐ3学期が終わり次ぎのステップだ。一緒に新しい

“できる”を増やしていこうね。


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2006年3月 1日 (水)

やる気を出すヒント

次の調査結果に注目ください。いわゆる“有名大学”に入学した学生に
「あなたは、小・中・高校生時代にどういう理由で勉強していましたか?」
というアンケートの結果です。多い順に

①環境
②仕方なく
③自分のため
④考えなかった
⑤(勉強が)面白かった
⑥競争意識
⑦親孝行
⑧親がうるさくいうから

というものでした。更に最も多かった「環境」と答えた学生に内容を聞いて
みると次の2つの答えのいずれかが帰ってきたそうです。

(Ⅰ)まわりの人が勉強していたので、勉強する方が普通という雰囲気だ
  ったから。

(Ⅱ)小さいときから、机に向かって本を読んだり宿題をする習慣が付いて
  いたので意識しなくても勉強できた。

この調査結果に“やる気”のヒントが隠されています。
確かに(Ⅱ)のように幼いときから学習習慣が付いていることがベストかも
しれません。しかし、ある程度の年齢になっていても親はまだやれる事が
あるということです。そう。「環境」を整えてあげるということです。ではどの
ような環境でしょう?
その答えが(Ⅰ)なのです。

確かに「親がうるさくいうから」がアンケート結果では8位でありそれなりの
効果があるとも考えられますが、「環境」との差が歴然としていることを考え
ると、親は子供の学習「環境」について真剣に考えてみるべきです。

ではまとめとして、一つの結論を出してみましょう。-皆が勉強する環境に
子供を置いて、そこで子供が「やる気」を出していくように見守る、そして必
要なときにアドバイスを与える-ということ。これが子供に「やる気」を出さ
せる一つの方法です。

私たち親は子供をどのような環境に置くことがプラスになるのか、自分の子
の性格にあった環境を見極めることが一つの親の仕事ともいえるでしょう。
そして子供を学習する環境に置いてあげた後、そのままにするのではなく、
絶えず暖かい関心を払いそこが子供にあった「環境」であり続けていくように
見届けるように心がけたいものです。

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