やりがい
さっきアメリカ留学しているM子が訪ねてきてくれた。こちらの高校を2年でやめ
その後アメリカの大学に進んだのだ。以前から母親が薬局を経営しているため
そこを継ぎたいといっていた。外国の人が不自由なく利用できる国際的な薬局
にしたいと。
M子は中学生の頃に話したとおり自分で敷いた夢のレールの上を走っている。
「明日またアメリカに帰るから、次に来たときゆっくり話そうねせんせ!」と言っ
て帰っていった。父親が運転する車の助手席に乗った彼女は、見えなくなるま
でずーっと笑って手を振ってくれていた。
一人の子供が中学、高校時代自分の夢に向かって進んでいくお手伝いができ
たこと。そして、夢の最終駅まで続くレールの上を走り続ける、生き生きとした
M子の笑顔に再会できたこと。この仕事をしていて本当に良かったとつくづく感
じることができた。
今もまた、夢を持って勉強している多くの子供たちと時を過ごせている。それぞ
れが自分の夢に向かって進んでいけるようにできるお手伝いをしていきたい。
レールの枕木をしっかりと整えて、できるだけまっすぐに進んでいけるように応
援していこう。
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