塾業界でも値下げ合戦が行われている。でもこれって本当に必要なことなの?
たとえばSONYとどこか知られていない電機メーカが、同じようなものを並べて、しかも同価格で売っていたら普通
の人であればSONYを選ぶ。安心を買っているのだ。だから知られていないメーカが同じものを売ろうとすると、安く
せざるを得ない。この差が「付加価値」。だから安売りしている方は自ら「付加価値」を捨てていることになる。ま
た、知られていないから「付加価値」がつけられないのだ。
塾ではどうだろう?長い間地元でこつこつやってきたのに、「周りの塾を見ると安くしているから、自分もしないとな
んだか心配」。なんて考えて授業を安売りしているとしたら、自塾には「付加価値」なんてありませんよ。って宣伝
しているようなもの。
塾では「授業」が売りになり、学力・成績が上がるという結果をお金で売っている訳なので、安売り合戦に参加し
ている小塾(気の小さな塾)は「保護者のみなさん。私の塾にはそれほど期待しないでください。だから安くしてる
でしょ。」と市場にアピールしていることになる。またそう見える。
安売りまでして利益を減らした上に自らの塾の価値を下げてしまっていることにならないのだろうか。とってももっ
たいない。
いうまでもなく塾も商いなので「付加価値」を少しでも高くするように別のところで努力をすることが必要なはず。
もちろん大手が戦略的に「安売り」にでることとはまた別の話ですけど。
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